「エキセントリック」に創出する
福井の実験的
カルチャースクール
若者の地域チャレンジを応援する福井県は、奇抜で異端な研究「エキセントリック・リサーチ」を推進してきた慶應義塾大学SFC研究所と共同研究協定を締結し、2022年度から「エキセントリック・カレッジふくい(通称:エキカレ)」を実験的に運営しています。
これまで3年間、県内外から集まった100人近い若者たちが、試行錯誤しながら様々な表現・活動を行ってきました。福井に根ざした新しいビジネスや地域活動、場づくり、芸能活動などが実践され、多様で不思議なライフスタイルが生まれています。その一つひとつを深く覗き込んでみると、そこには「福井の新しい若者文化」と呼べそうなものが芽生えつつあります。
4年目になる2025年度は、集った若者たちがお互いのズレや異端さをおもしろがり、内なる揺らぎや違和感を深め合うことができる土壌を育んでいきます。そして、その葛藤の中から思いがけない文化的な「何か」をつくりだす「実験的カルチャースクール」を目指します。
福井でくらす(関わりのある)若者の多くは、日々、何かしらの葛藤をかかえてモヤっているはずです。地元でのくらしは、旧友や家族がいて安心だけど、その「目」は少し窮屈だ…。物価が安く食生活なども充実してるけど、都会的な生活もしてみたい…。競争はしたくないが、成長はしたい…。手を挙げたくはないが、言いたいことはある…。そして、平均的でいたいが、平凡ではつまらない…、など大小さまざまな「割り切れなさ」に揺らいでしまいます。
「エキカレ」は、この葛藤や揺らぎを解消・解決しようとするのではなく、みんなで一緒におもしろがり、時間をかけて耕していく場所です。人生とエキセントリックに向き合ってきた講師を交えてとことん対話し、答えのない問いを深め、葛藤のエネルギーを新しい表現や活動に昇華していきます。そして、仲間を増やし、スタッフや卒業生たちとともに、文化的な「何か」を発酵させるという濃厚なチャレンジに挑戦していきます。
講師一覧
(月・祝)
14:00-
17:00
フェニックスプラザ
多目的ルーム
株式会社Aithra 代表取締役
キリト
職業=大川晴菜
大川 晴菜
(土)
13:30-
16:30
第3会議室
秋田県 大館市長
石田 健佑
(土)
受講生のみ
※一般聴講生は参加できない回になります。 内容についてはアーカイブをご覧ください。
動画クリエイター
福井のカズさん
(土)
13:30-
16:30
SHOWROOM株式会社 代表取締役社長
前田 裕二
(月・祝)
13:30-
16:30
NPO法人ふくいSMILEアクティ部 初代理事長
和田 憲知
NPO法人ふくいSMILEアクティ部 2代目理事長
原 誠仁
(土)
13:30-
16:30
大教室
株式会社モンベル 代表取締役会長兼CEO
辰野 勇
(土)
13:30-
16:30
東明館学園理事長・校長
神野 元基
(土)
13:30-
16:30
株式会社CNC代表取締役
矢田 明子
株式会社オリナス代表取締役
加藤 瑞穂
(土)
13:30-
16:30
第1会議室
クリエイター
船井 啓太
(土)
13:15〜
小浜商工会議
コントユニット
タスサン
(土)
13:30-
16:30
第1・2会議室
演出家
テリー伊藤
(土)
13:30-
16:30
福井県立福井商業高校JETS顧問
五十嵐 裕子
(日)
13:30-
16:30
俳優・モデル
高橋 愛
※時間、場所については変更になる可能性があります。
- 1.講師による話題提供
- 2.講師からの話題に沿った受講生同士での対話ワークショップ
スケジュール
※応募者多数の場合のみ、実施します。選考結果は8月末に通知予定です。
3月エキセントリック・カレッジが
目指すこと
受講生のその後
エキカレをきっかけに、
福井県内では新たな活動や試みが
たくさん生まれています。
-
エルパで
オールナイトイベントを
開催 -
コントユニット
「タスサン」の結成 -
「涙と笑顔の写真展」を
開催 -
高校生がNPO法人を設立
-
哲学展
「ここモヤ展」を開催 -
タレント事務所
「MiLC Agent」を
設立
受講生の声
社会人笠松 大誠さん:福井市
Q.エキカレで得た知識や体験は、今どのように役立っていますか?
世界は僕が思うほど僕に冷たくないな。ということに気づかせてくれたのがエキカレです。今まで「ここからここまでしか見せてはいけない」と勝手に自分の中で引いていた線の向こう側にある広い海みたいな領域に僕はきっと船を出すことが出来ました。自分の深い所にある鉛のような感情と向き合ったり付き合ったりすることは同時にこの世界を抱きしめる覚悟なんだと実感させてもらいました。「自分を愛せた分だけ世界も愛せる」みたいな。なのでエキカレ以前より自分も含めた、人間のことを愛おしく思えるような瞬間がとても増えました。違いに気づいた時に「分かり合えるとこまで分かり合いたい」と感じる心が様々な場所での人間関係を豊かにしてくれています。
Q.自分の思いやアイディアを「形にしてみよう」と思えた瞬間があれば教えて下さい。
思考したり言語化するのは好きなので自分の思いやアイデアを「形にする」という事は今までやってきました。むしろエキカレで心掛けていたのは「形にしない」ということ。形にするということは象った部分以外を削ぐことでもあります。エキカレを通して気づいたのは意外とその削がれた部分に感情や思考の本質があったりするということです。エキカレの人たちはキレイに整頓されたものにいい意味であんまり興味がありません。だから皆んなのことを信じて馬鹿になってみようと思いました。バラバラなものをあえて形にせず出来るだけバラバラな素材のまま目の前の人に出してみる。そしてそれを皆んなで調理していくのがとても楽しかったです。
Q.エキカレで一番印象に残ったことは?
年明けてすぐにあった福商の五十嵐先生の講義の時です。その時期、僕は体調を崩して休職していて人に会えるような状態ではなかったはずですが、何故かその日は行った方がいい気がして講義に向かいました。講義が終わった後、いつものようにフィールドワークを行った後にグループでまとめたことを発表するタイミングで僕は立ち上がり全く関係ない話をしました。皆んなに話さなきゃいけない気がしたんです。エキカレという場所なら許してくれる気がしました。「自分は普通の生き方も普通じゃない生き方もできていない。自分がどこで生きればいいか分からない。」と言いながら僕は皆んなの前で泣いていました。不思議と恥ずかしいとかそういう感情はありませんでした。その後皆んなで行ったココスでアイトラのキリト君が僕の隣に座って、「カサマツ君のことが分かった気がする」と言ってくれた時が一番嬉しかった。「もうかっこつけんのやめよ」と思い泥臭く、情けなく生きていこうと決めた日でした。
社会人龍崎 優勝さん:福井市
Q.なんで応募しようと思いましたか?
インスタグラムを見ていたら広告が流れてきて、率直に面白そうだと思いました。たまたま見かけて興味を持ったので、タイミングなのかなと思い、応募を決めました。
Q.エキカレで得た学びや体験が、日常生活や仕事、表現活動にどう影響していますか?
一緒にエキカレを受講した方々のおかげで、社会人になってからまた学生生活が体験できたような気持になり、初対面の人との「初めはよそよそしいけど共通点を見つけて一気に距離が縮まる」みたいな人間関係の機微を改めて感じることができました。
当時の私の職場は人数が少なく外部の人と関わりあう事もあまりなかったので、生活の中で接する人が限られていて鈍感になりがちだったところを、他人の中の1人の自分という輪郭を今一度俯瞰して捉えることができました。
Q.自分の思いやアイディアを「形にしてみよう」と思えた瞬間があれば教えて下さい。
エキカレに一緒に参加していた方々と色んなお話をさせていただく中で、自分ではあまり気付けなかった視点での表現方法を学んだり、一緒にやってみようよと声をかけてもらったりという機会が多くあり、それを形にしてみようと思えた瞬間は何度かありました。「仲間がいるからやってみよう」と心強くあれるのは、一歩目のハードルが下がってとてもありがたいなと思いました。
高校生吉田 菜子さん:福井市
Q.なんで応募しようと思いましたか?
知り合いの方に勧めてもらったことがきっかけなのと、役者活動をしていて自分ではない誰かを演じるなら人ついて深く知る必要があるのではないかと感じたとき、エキカレでは個性豊かで普段の学校生活では出会えない方々との交流があり、人の考えを間近で見れたり人が変わっていく瞬間が見れるかもしれない。
そんな「人の変化」に立ち会える瞬間はこれからの役者活動の糧になるかもしれないと思い、期待を胸に応募を決めました。
Q.エキカレで得た学びや体験が、日常生活や仕事、表現活動にどう影響していますか?
正直、今までは初対面の人や知らない人たちの輪の中に入りコミュニケーションをとることにハードルを感じていましたが、講義や合宿などの交流で人と話す力はかなり身に付き人と話しやすくなりました。
この事はお芝居をするとき、監督や演出家、演者など「目に見えないもの」を一緒に創っていくメンバーとのコミュニケーションは本当に大切で、エキカレでそういった話す力が身に付いたことにより、「目に見えないもの」が「目に見えるもの」に変化していき、より目指すゴールを立体化させることができました。
Q.エキカレで得た知識や体験は、今どのように役立っていますか?
エキカレに参加させていただいたのが高校2年生のときで、進路も決めていく時期に経営者や動画クリエイターなど様々な方々の講義やグループワークを通して、社会に対するイメージが変わり視野が広がりました。自分の中でのイメージという固定観念に捉われず「人」や「社会」を知って世界を広げていくことが大切であると気づき、新しいことに挑戦するときの不安が少なくなくなりました。
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